オールハンドリンパマッサージ【All Hand Massage】

手あてがもたらす神秘的な効果

 オールハンドマッサージとは.png

 

 

リンパマッサージは、基本的にオールハンドマッサージで行われているかと思われますが、美容機器など使用されている方も多いと思います。
人を治すことを手あてといいますが、痛みのある個所に手をあてることは、人のきわめて自然な反応です。ケガをしたら手でさすり、お腹が痛いと手でなでる…などの行為は、医学本来の姿と言われています。看護の看の字の中には、手と目が含まれており、手をかざして患者を目で看る行為を指します。
そこで、オールハンドで行うマッサージのメリットなのですが、

 

 

1.高いリラクゼーション効果を実感

 

 

2.体にフィットした繊細なマッサージ

マッサージしてほしい部位を伝えられるため、細かい要望にも応えることができる、お客様のお体の異常に気付くことができる…など、機械とは違いコミュニケーションを図れることが理由であると考えられます。

 

 

3.施術中のリスクマネジメントが可能

施術中にトラブルが起こった際の対応に違いがあります。施術中の痛みや機械には視えないわずかなスキントラブルへも繊細な対応が可能です。

 

 

などがオールハンドのメリットとして考えられます。こちらのページでは、1.高いリラクゼーション効果を実感について普段何気なく使っている手がもたらす神秘的な効果について後述します。

 

 

 

 



 

 

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目次 

 

     0.手あての歴史 

      1.手で行う手あて

      2.手あてすることと痛むこと

      3.手あてすることと癒すこと

      4.手あての特徴

      5.手あてと肌感覚

      6.手あてとプラシーボ効果

      7.手あてとジェームズ・ランゲ説

      8.手あてとオキシトシン

      9.手あてと自分に触れる理由

 

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0.手あての歴史  

 

 人を治すことを手あてといいますが、痛みのある個所に手をあてることは、人のきわめて自然な反応です。ケガをしたら手でさすり、お腹が痛いと手でなでる…などの行為は、医学本来の姿と言われています。看護の看の字の中には、手と目が含まれており、手をかざして患者を目で看る行為を指します…

 

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手あての歴史.png

 

 

 

 

 

1.手で行う手あて

 

 文化人類学者の小馬徹は、「手は、顔と並ぶほど表情豊かであり、耳や目に劣らぬほど繊細な刺激を認識できる。また、顔は外界に露出しているため偏見等で表現が抑制されるが、通常、手は感情の表現器官であることを見過ごされているため、個人の本質的な深層心理を包み隠すことなく表現している。」と報告しており、手の重要性を説いて…

 

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2.手あてすることと痛むこと

 

 手あては、痛みを生じた際に対して行う代表的な行為と言えますが、痛みは、物理的な外的刺激に対する知覚反応であるという訳ではありません。痛みは、物理的な外的刺激の程度に応じた反応ではあるのですが、痛みの感覚には個人差があるうえ、その時の精神状態や置かれていた環境によっても痛みの閾値は変化するのです…

 

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3.手あてすることと癒すこと

 

暗い夜道で不安を感じ、思わず互いに手を取り合った経験があると思います。医療の終末期の場面でも同様に、死への不安や恐怖に直面してる患者には言葉は意味を持たないため、手を握り背をさすり触れ続けることこそが共感を与え安心感をもたらします。触れることは前述した痛みへの効果に加え、癒しの効果をも生み出します。 
癒しを求めるストレス社会ともよばれる現代社会では、手で行われる手あてとの間に何らかの相関がありそうです。

 

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4.手あての特徴

 

 

 

5.手あてと肌感覚

 

ゆっくりと手でおこなわれる手あてには、心身のリラックス効果があり、人との社会的関係が促され支えてくれる人との絆を想起させ、悩まされる不定愁訴も軽くなるようです。 さまざまな材質を体のあらゆる部位にいろいろな速度で触れることで、神経伝達の興奮を検証した実験では、1秒間に5cm前後の速度が、もっとも気持ちよさを与える結果となりました。リンパマッサージでも同様で…

 

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6.手あてとプラシーボ効果

 

プラシーボ効果とは、患者さんを喜ばせることを目的とした薬理作用のない薬を指し、薬理作用のないものからもたらされる効果や成果を意味しますが、治療効果と副作用があります。
病は気からともいいますが、手あてにもプラシーボ効果があり、励ましやいたわりなどの言葉かけに手あてが加わると、相手に伝わる感情が増します。

 

 

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7.手あてとジェームズ・ランゲ

 

 

 

8.手あてとオキシトシン

 

 手あてにはオキシトシンを分泌させるはたらきがあります。オキシトシンは、脳内で分泌される神経伝達物質なのですが、スキンシップなど含め、人から触れられることで分泌がうながされることが報告されています。幸せホルモンとも呼ばれるこのオキシトシンは、ストレスをやわらげたり、恋人や大切は人との絆を深めたり、人間関係を構築させたりなど、さまざまな有用な効果があるのですが、これらの効果は手あてからも導かれるのです。

 

 

 

 

 

9.手あてと自分に触れる理由

 

 人がなぜ自分に触れるのかには理由があります。人には本来、自分の心身のバランスを一定に保とうとする機能があります。つまり、ストレスや環境や体調変化などの因子によって崩れた感情バランスを取り戻すために自分に触れています。当然、こころを許せる大切な誰かに触れてもらった方が効果的なのですが、他人に話せない内容だったり、こころを許せる人がいないこと、プライドが邪魔することなどによって、自分で自分に触れる行為を取らせます。

 

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日常生活上の代表的な自覚症状といいますと、さまざまな症状があげられますが、疾患が影響しているケースもございますので留意が必要です。症状の中には、特にリンパマッサージが即効的と言える症状もございます。ただし、症状が慢性化した状態になるにつれ、当然ながら施術効率は低下いたします。
人の自然な反応である手あてについて考え、手あてを意識した日常生活を送ることは、生きるうえで大切なことのようにも感じます。