リンパマッサージの歴史

リンパマッサージの歴史は、1932年に始まります。1932年デンマーク人のエミール・ボッダー博士が、マニュアル(用手的)リンパドレナージ(リンパ排出)と称し、世界で初めてリンパマッサージを発案しました。そして、1967年オーストラリアで世界初めてのリンパ浮腫医療機関:ウィットリンガーリンパ浮腫クリニックが開設されました。リンパマッサージの源流はここから始まり、多種多様な手技が開発・系統化され、現代のリンパマッサージに至ります。

 

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マッサージの歴史

マッサージ全般の発祥の歴史は古く、リンパについて初めて提言したと言われる古代ギリシャの医学の父ヒポクラテスが医療行為として行った手あて、古代インドのYogavadeや中国のあん摩、ブッダの時代のタイ古式マッサージなど、発祥の歴史は数千年前までさかのぼると言われています(諸説あります)。歴史上のマッサージのすべては、医療行為として起源があります。
日本での歴史は、1300年ほど昔の701年と言われており(諸説あります)、あん摩から始まります。当初、あん摩は、非常に医療的な役割が多く、現代医学で言うところの整形外科や外科の範疇にまで及びます。しかし、その後は、明治維新とともに民間医療として系統化し、西洋医学のマッサージと統合され今日に至ります。
あん摩と同じく日本でも有名は指圧は、明治時代に世界から流入したその他の手技と融合し、大正時代に系統化されています。そして、第2次世界大戦後に、あん摩マッサージ指圧師として、法律上でも正式に認可されました。

 

 

リンパ系の歴史

リンパ系の歴史は、紀元前5世紀、ギリシャの医学の父ヒポクラテスが世界で初めてリンパに言及したところから始まります。

“ヒポクラテスはBC5世紀にリンパ系について初めて言及した人物の一人であった。彼の著書『関節について』で、彼はリンパ系について簡潔に一文で述べた。ローマの医者であったエフェソスのルーファス(en)はAD1~2世紀に、腋窩、鼠径部、腸間膜のリンパ節を胸腺とともに見出した。”
出典フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

現在で言われるリンパ系とは、スウェーデンのルドベックとバートリンが世界で初めて記述しています。

 

 

エミール・ボッダー博士の歴史

1896年2月
デンマークのコペンハーゲンにて生誕。
1932年
世界で初めてマニュアルリンパドレナージを開発。
1967年
弟子のウィットリンガーが世界で初めてリンパ浮腫クリニックを開設。
1986年
リンパドレナージュの父ボッダー死去。
1972年
MLDがドイツで保険適応される。
1996年
認定コースが日本でも開校。

 

 


医学の解明や遺伝子学の進歩、免疫学の発展などにより、今後ますます医学は進展することが予測されます。当然ながら、リンパマッサージにおいても、同調するように発展することは明らかです。リンパマッサージの歴史を大切に、日々の医学の進化を捉え、お客様の動向を踏まえながら、自分だけのリンパマッサージを確立したいものです。